入院中の病衣は産院で貸し出しがない場合は準備が必要です。
そして、その場合”前開き”と指定してあることが多いかと思います。
この記事では、パジャマが前開きでなければならない理由、持っていない時はどうしたらいいのか、着替えは何枚必要なのかに説明します!
前開きのパジャマが必要な理由
理由はひとつ、授乳のためです。
意外にもおっぱいをあげる時、乳頭の部分だけ出してぱくっとくわえればOK!というわけにはいかないのです。自分の手でおっぱいを支えたり、赤ちゃんがくわえたい部分に服がかからないように配慮する必要があります。
授乳中は赤ちゃんとくっついていて暑かったり、赤ちゃんが泣いてなかなかおっぱいをくわえられないこともあります。そんななか服がパラパラ下がってきたり視野が狭くなると、ちょっとイラッと場面もあるかもしれません。人間ですもの。産後は1日に何度も授乳をします。産後で慣れない状況の中でストレスは少しでもなくしたいですよね。
産科の助産師・看護師の視点から
スタッフの視点からだと、前開きの服だとすごく助かります。
特にはじめのうちはスタッフが授乳を手伝ったり、上手くできているか確認することが多いです。介助する立場としても、おっぱいがよく見えなかったり、何度も服がかぶってきたりすると大変だったりもします。
自分自身の負担を減らすため、スタッフにしっかりと授乳をみてもらうためにも準備すると良いかなと思います。
マタニティ用じゃなきゃダメ?
デザインは基本的には前開きであればなんでも大丈夫です。
マタニティ用の丈の長いものである必要はありません。
ただ、産後すぐにはおなかはぺたんこにならないので少し余裕があると安心です。
せっかく買うなら素材とデザインで気に入ったものを買うのもありですよね。
毎日使うものだし、退院後も授乳は続くし、妊娠・産後は皮膚トラブルが起きることも多いので、必要経費と考えることもできます。
「欲しかったのを買うチャンス!」「産後の楽しみとごほうびに!」と思って一着くらい特別なものをゲットするのもいいと思います。
わざわざ買いたくないときはどうする?
とはいえ「入院の数日のために買いたくない」、「お産準備やベビー用品にお金がかかるので少しでも出費を減らしたい」と思う方もいますよね。
そんな時の対策としては、授乳ストラップです。
首にストラップをかけて服を固定してくれるものです。100均でゴムを買って作ることもできるます。
Tシャツなどを着ていても、サッとしっかり服をあげられれば授乳もしやすいです。
デメリットとしては、やっぱり服が下がっておっぱいが隠れるんですよね・・・。
使用すると時はしっかり巻き上げるのがポイントです。
あとは、授乳でただえさえ首が疲れたり肩がこるのに、首に負担がかかって苦痛という方もいるようです。
何枚必要?
何枚必要かについては、家族の面会の頻度などにもよると思いますが2~3枚程度です。
家族に洗って持ってきてもらったり、院内に洗濯機もあると思います。
とにかくシャワー後の着替えだけあれば十分という方は2枚でいいように思います。
注意点としては、産後は出血が多いので、出血が漏れて汚れる可能性があるという事、また夏冬問わずに汗だくで授乳しているママさんたちが多いということです。
授乳用ブラジャーについて(ブラトップでもいい?)
ちなみにですが、同じ理由で授乳用ブラジャーもあった方がいいです。
正直に言うと、ブラトップみたいなものだと本当に授乳の様子が見にくくて介助もしにくいのです・・・。
片側だけぐっと持ち上げて授乳をするかたちになるのですが、もちあげたカップがおっぱいをつぶしてしまっておっぱいの形が変わるので、それでさらに赤ちゃんが吸いにくくなったりすることもあります。
授乳の時は全部脱ぎます!という潔い方は特に問題ないかと思います!(授乳中暑かったりもするのでたまにそういう方います。特にびっくりはしないです。)
まとめ
パジャマが前開きでなければならない理由、持っていない時はどうしたらいいのか、着替えは何枚必要なのかについてまとめます。
- 前開きパジャマは必要
- 理由は授乳をやりやすくするため
- 代用品としては授乳ストラップがあるがデメリットもある
- 枚数は2枚か、念のため3枚あると安心
お産準備楽しんでください!