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赤ちゃんがNICUなどに入院中のパパ・ママは、搾乳した母乳を病院に持っていく必要がありますよね。
NICUに入院中の赤ちゃんの場合は、自宅でふつうに過ごしている赤ちゃんよりも少し母乳の管理が厳重になります。
この記事では
- 正しい母乳の保存方法
- 病院への運搬時の注意点
- 必要物品
について解説します!
搾乳の方法と搾乳器の紹介はこちらの記事で解説していますので参考にしてください。
母乳を保存できる期間
搾乳した母乳は保存期間が決まっています。
早産やNICUに入院している赤ちゃんでは、通常時と比べて保存期間が短くなります。
看護師・助産師がきちんと管理できるように、正しく保存する必要があります。
母乳の保存方法
搾乳した母乳は、母乳パックに入れて冷凍保存します。
母乳パック(母乳バッグ)
搾乳した母乳はや専用の母乳パック(母乳バッグ)に移しましょう。
メーカーによって「母乳パック」「母乳バッグ」などと呼び方が違いますが、ここでは母乳パックで統一していきますね。
母乳パックは母乳を保存するための専用のフリーザーパックです。
各メーカーから出ていて、母乳の量に合わせて選べるよう30~40ml用から180~200ml用までサイズが選べます。
母乳パックは衛生的で、安全な素材で作られています。
ジップロックなどの一般的なフリーザーパックで代用はできません。
母乳パックに入れる量
基本的には1回の搾乳でひとつの母乳パックに保存します。
別の時間に搾乳した母乳は混ぜないでください。
赤ちゃんが1回に飲む量以上に搾乳した場合は、1回量に分けて保存した方が使いやすいです。
1パックにどのくらいの量を入れればいいのか、病院側に直接確認するといいですよ。
記録を書く
母乳パックに「名前」「搾乳した日にち」「搾乳した時間」「母乳の量」などを記入します。
記録用のシールが付いていることもあります。
先ほど説明した通り、搾乳には保存期間があります。
病院の看護師・助産師は、この記録を元に搾母乳を使用するので、忘れずに記入しましょう。
冷凍保存する
母乳パックに入れたら、清潔な袋や容器にまとめて冷凍庫で保存します。
家庭用の冷蔵庫の冷凍室はー20℃前後となっています。
できるだけ母乳の温度が上がらないよう奥の方に置き、冷えていないものは近くに置かないようにしましょう。
母乳を運ぶ時の注意点
保冷剤と一緒に保冷バッグに入れて運びます。
- 家を出る直前に冷凍庫から出す
- 保冷剤を十分に入れる
- 清潔な保冷バッグ・保冷剤を使用する
母乳が解凍しないように病院へ向かう直前に保冷バッグにうつし、「大き過ぎるかな」「入れ過ぎかな」と思うくらい保冷剤を入れてください。
病院に到着する前に母乳が解凍し始めていると、使用できず捨てることになってしまいます。
保冷バッグや保冷剤は、必ず清潔なものを使用します。
スーパーで生鮮食品を購入した時に使用したものなどは絶対に避けましょう。
保冷バッグ
清潔な保冷バッグがない方は、この機会に購入しましょう。
保冷バッグは「サーモス」がおすすめです。
しっかり保冷してくれて、デザインもかわいいんです!
容量が5Lくらいだと保冷剤もしっかり入ります。
離乳食の持ち運びなどにも使えて長く活躍してくれそうです。
使用しない時はコンパクトに折りたためるので収納時も場所をとりません。
こちらはもう少し大きめの17Lタイプ。
子どもが大きくなったら運動会やお出かけ時にも使える大きさです。
保冷剤
保冷剤は「ロゴス」がおすすめです。
私も持ってますがよく冷えるし長持ちします。
サーモスの保冷バッグにも入る大きさですよ。
搾乳の保存方法と運搬の際の注意点について解説しました。
赤ちゃんの入院中は搾乳や病院通いで大変になりますが、息抜きをしながら無理せず過ごしてくださいね。